失業保険を受給している期間中に、業務委託(フリーランス・副業)で少しだけ収入を得たいと考える方は少なくありません。
「いくらまでならバレないのか」
「内職扱いにすれば大丈夫なのか」
「マイナンバーで追跡されるのでは?」
といった不安を感じる方も多いでしょう。
結論から言うと、『いくらまでならバレない』という安全ラインは存在しません。
失業保険では金額よりも「働いた事実(就労の有無)」が重視され、
業務委託であっても申告を怠れば不正受給と判断されるリスクがあります。
本記事では、失業保険と業務委託の基本的な考え方、バレる仕組み、OK/NGの判断基準、
そして再就職手当という制度的に安全な選択肢までを整理します。
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失業保険の申請手順や受給中のルール、延長制度まで全体像を先に押さえたい方は、
こちらの総合ガイドもあわせて参考にしてください。
※本記事は、雇用保険制度や失業給付の実務に精通した編集チームが、厚生労働省の公開資料やハローワークの運用実務を参考に作成しています。
目次
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失業保険と業務委託の基本的な考え方
失業保険(基本手当)は、
「働く意思と能力があり、積極的に求職活動をしている失業状態」の方を対象とした給付です。
このため、次の状態が前提になります。
- 定職に就いていないこと
- 就職する意思と能力があること
- 積極的に求職活動を行っていること
業務委託であっても、実態として仕事を行い収入を得ていれば、「失業状態ではない」と判断される可能性があります。
業務委託収入は申告しないとバレる?
「少額の業務委託なら黙っていれば大丈夫」と思われがちですが、
申告しないリスクは高いのが実情です。
失業保険では、次のような経路から後日把握されるケースがあります。
- 失業認定日の就労申告
認定日には働いた日・時間・内容を申告します。
後の情報と食い違うと、確認や調査につながります。 - 確定申告・住民税の課税情報
業務委託報酬は確定申告を通じて行政側に記録が残ります。 - マイナンバーによる所得情報の連動
所得情報は各制度と連動管理されており、未申告でも把握される可能性があります。
業務委託は、あとから収入が表に出やすい働き方です。
受給中に作業をした場合は、基本的に申告前提で考える必要があります。
いくらまでなら申告しなくてもバレない?
結論として、金額による安全ラインはありません。
失業保険では、収入額よりも次の点が重視されます。
- 働いた事実があるか
- 1日の作業時間はどれくらいか
- 継続的な業務かどうか
原則として、報酬が少額でも、働いた事実があれば申告が必要です。
実務上の目安は次のとおりです。
- 1日4時間未満:減額または一部支給
- 1日4時間以上:その日は不支給
「いくら稼いだか」ではなく、
時間・頻度・実態が就労といえるかが判断基準になります。
失業手当を受給中のアルバイトについて、
「実際はどう判断されるのか」「どこまでがOKで、どこからがNGなのか」を、
動画でより具体的に解説しています。
申告しなかった場合はどうなる?
失業保険を受給しながら業務委託による収入があったにもかかわらず申告しなかった場合、
不正受給と判断される可能性があります。
不正受給と認定されると、次のような厳しい対応が取られることがあります。
- 受給した失業保険の全額返還
- 返還額に加えて、最大で3倍の納付命令(追徴金)
- 悪質と判断された場合は、刑事責任に発展する可能性
特に注意したいのは、
「後から発覚した場合でも、過去に遡って対応される」という点です。
一時的に問題なく受給できていたとしても、
確定申告や住民税の情報などをきっかけに後日判明するケースは少なくありません。
失業保険を受給中に業務委託や副収入があった場合は、
金額の大小にかかわらず、必ず申告することがトラブル回避の前提になります。
アルバイトと業務委託は何が違う?
失業保険の実務上、業務委託はアルバイトよりも厳しく判断されやすい傾向があります。
理由は、業務委託が「就労」ではなく事業活動に近い形と見なされやすいためです。
具体的には、次の点が判断材料になります。
- 契約が継続的になりやすい
単発に見えても、継続前提の契約は「安定した稼働」と判断されやすくなります。 - 事業性が疑われやすい
請求書の発行、インボイス登録、開業届の提出などがあると、
自営業・フリーランスとして活動していると見なされる可能性が高まります。 - 収入額より活動実態が重視される
金額が少なくても、継続的に作業していれば「自営業的活動」と判断されることがあります。
このため、
「短時間だから大丈夫」「少額だから問題ない」という感覚は、業務委託では特に危険です。
業務委託での作業は、アルバイト以上に慎重に扱われる点を理解したうえで、
必ず申告・事前確認を前提に行動することが重要です。
どんなケースなら不正受給にならない?
失業保険を受給しながら収入がある場合でも、
作業内容や実態によっては不正受給と判断されないケースもあります。
ただし、判断基準は「金額」ではなく、就労性・継続性・事業性です。
OKと判断される可能性があるケース
- 1日4時間未満の単発的な作業
認定日ごとに正しく申告していれば、減額対応で済むケースがあります。 - ごく少額で継続性のない業務
一時的・偶発的な収入で、生活の柱になっていない場合。 - 在宅での補助的・内職的な作業
軽微な作業で、求職活動と並行できる範囲と判断されるケース。
NGと判断されやすいケース
- 週2回以上など継続的な業務委託
契約の反復性があると「事実上の就労」と見なされやすくなります。 - 報酬が高額で生活の中心になっている場合
金額自体よりも、「その収入で生活しているか」が重視されます。 - 開業届の提出やインボイス発行を伴う業務
自営業・事業活動と判断され、失業状態に該当しない可能性が高くなります。
※最終的な判断は、作業内容・頻度・契約形態などを総合してハローワークが個別に判断します。
迷う場合は自己判断せず、事前に相談・申告することがトラブル回避の近道です。
業務委託を行った場合の正しい申告方法
失業保険の受給中に業務委託の仕事を行った場合は、失業認定日に必ず申告が必要です。
申告する内容は、次のとおりです。
- 働いた日
- 作業時間(4時間未満か、4時間以上か)
- 業務内容(業務委託・在宅作業など)
- 収入の有無(未入金の場合も含む)
ここで注意したいのは、報酬がまだ支払われていなくても申告が必要という点です。
失業保険では「収入が入ったかどうか」よりも、働いた事実があったかが重視されます。
そのため、
「まだ入金されていないから大丈夫」
「金額が確定していないから書かなくていい」
と自己判断するのは危険です。
作業を行った時点で、原則として申告対象になると考えておきましょう。
参照:ハローワークインターネットサービス「失業認定申告書の記載例」
よくある質問(FAQ)
Q. 業務委託で1日だけ働いたら申告が必要ですか?
A. はい、1日だけでも業務を行った場合は申告が必要です。
収入の有無に関係なく、「働いた事実」があれば失業認定申告書で報告します。
関連記事:失業保険受給中に「無給の手伝い・ボランティア」をしたら申告が必要?減額・バレるケースと安全ラインを解説
Q. 報酬が数千円程度でも申告しなきゃいけないの?
A. 原則として、金額に関係なく申告義務があります。
失業保険では「いくら稼いだか」よりも、就労の有無や作業時間が重視されます。
関連記事:失業保険の不正受給はバレる?バレない?調査方法・時効・実際の事例まで徹底解説!
Q. Webライターや動画編集などの在宅ワークはどう扱われますか?
A. 在宅であっても、業務委託として作業した場合は申告対象になります。
作業時間・内容・報酬を申告したうえで、「内職扱い」か「就労扱い」かをハローワークが判断します。
関連記事:失業中に株取引をやっていると失業保険はもらえない?不正受給になる5つのケースを徹底解説
Q. 業務委託の報酬を現金手渡しでもらったらバレない?
A. 現金受け取りであっても、後から発覚する可能性は十分あります。
確定申告や住民税の課税情報、収入記録などから遡って確認されるケースもあるため、「申告しない前提」で考えるのは危険です。
関連記事:失業保険中に手渡しバイトはバレない?不正受給のリスクと発覚の仕組みを徹底解説
業務委託を考えているなら「再就職手当」という選択肢もある
失業保険を受けながら業務委託で収入を得ようとすると、
減額や不支給、不正受給といったリスクが常につきまといます。
一方で、条件を満たせば、
業務委託であっても「再就職」と判断され、再就職手当を受け取れるケースがあります。
再就職手当は、失業保険の残日数に応じて一括で支給される制度で、
失業保険を減額される心配なく、次の働き方へ移行できるのが特徴です。
制度の基本や支給条件については、こちらの記事で整理しています。
「業務委託だから対象外」と思われがちですが、
フリーランスとして働く場合でも、再就職手当の対象になることがあります。
業務委託を続けながら失業保険をもらう方法と、
再就職手当へ切り替える方法では、リスクと手取りが大きく変わることがあります。
自分の働き方に合った制度を選ぶことが重要です。
まとめ
失業保険を受給中に業務委託で収入を得る場合、
判断基準は「金額」ではなく働いた事実があるかどうかです。
業務委託は、継続性や事業性の観点から、
アルバイトよりも厳しく判断されやすい点に注意が必要です。
少しの作業であっても、受給中に業務を行った場合は、
原則として申告が前提となります。
一方で、条件を満たせば
失業手当を調整しながら働くよりも、再就職手当を活用した方が有利になるケースもあります。
「この働き方は大丈夫?」「今の状況で使える制度はどれ?」
と迷った場合は、まずはお気軽にご相談ください。






















