「限界…会社を辞めたい」
「今退職をするべきか、もっと頑張るべきか迷う」
「辞めたら周りに迷惑をかけてしまう」
と悩んでいませんか。
今会社を辞めたら後悔するのでは、と一歩を踏み出せない人も多くいます。会社ではなく、能力がない自分が悪いのではと自己嫌悪に陥ることも。
結論から言います。会社を辞めるのはあなたの権利です。ただし、辞めたい理由が明確でないのなら1度考えましょう。
この記事では、
- 辞めるべき職場の特徴
- 退職をせず様子を見た方が良いケース
- 辞めた方が良い職場だけど退職するのが不安な人がやること
などを分かりやすく紹介します。
仕事が原因で、心身のバランスが壊れている人はすぐに休職または退職をしましょう。次の仕事は見つかります。しかし、1度体調を崩すと最悪の場合は治るまで長い時間を要することに。
そうならないためにも、自分になって1番良い選択はなにかを考えてくださいね。
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【結論】限界なら退職しても良い
結論からいうと、限界なら退職しても良いです。法律でも、あなたが会社を辞める権利は保証されています。
契約社員など一部の雇用形態をのぞいて、退職の意思を伝えてから2週間で退職可能です。民法第627条第1項で規定されています。
つまり、退職をするのに会社からの許可は必要ありません。会社から引き止められても、気にする必要はありません。
【逃げても良い】辞めるべき職場の特徴11選
つらいからって仕事を辞めるのは逃げだと自分を追い込んでいませんか。辞めることは、決して悪いことではありません。
真面目な人ほど、会社を辞めずに頑張り続けてしまいます。その結果、最悪の場合は心身ともに体調を崩してしまいます。
残念ですが、どんなに頑張っても自分の力だけでは変えられないことも。こちらでは、辞めるべき職場の特徴を11個紹介します。
- 体調不良が続いている
- ハラスメントが横行している
- 人間関係が良くない
- 慢性的な人手不足
- 会社に将来性がない
- 給与や福利厚生に不満がある
- 今の職場ではやりたいことができない
- 人の入れ替わりが激しい
- 労働環境が劣悪
- 労働基準法に従っていない
- 自殺者が出ている
1つずつ順番に確認しましょう。
1.体調不良が続いている
体調不良が続いているなら、要注意です。会社での業務内容や人間関係が辛いと、人は心身に不調をきたします。
うつ病になったり脳や心臓の病気になったりする可能性が高くなるので、注意してください。特に長時間労働が続いて月100時間以上の残業をしていると、過労死リスクが高まると言われています。
パワハラを受けてうつ病となり、しばらく働けなくなったり、ときには自殺したりしてしまう人も。
会社での仕事が辛く、すでに体調の悪化を感じているなら、一刻も早く退職願を出しましょう。
またうつ病をはじめとした体調不良による退職の場合、退職後すぐに失業保険を受け取れることが多いです。
2.ハラスメントが横行している
パワハラやセクハラなどのハラスメントが横行している職場も、辞めた方が良いでしょう。
自分がたとえ被害にあっていなくても、気分が良いものではありません。また、ちょっとしたきっかけであなたがターゲットになる可能性もあります。
また、パワハラやセクハラの横行している会社では、従業員のモラル意識が低下。社内全体のモチベーションも低くなってしまう傾向があります。
1人の問題行動を起こす上司がいるといったレベルであれば、会社が対応することによって解決できる可能性もあります。
しかし、社内全体でハラスメントを容認する雰囲気が浸透していると、改善の余地はありません。
3.人間関係が良くない
人間関係が良くないと、会社に行くのがつらいですよね。
- 上司や同僚とうまくいっていない
- 仲間外れにされている
- 業務を教えてくれない
など、業務以外のストレスも抱えることになります。
部署を異動できれば良いですが、人事異動の時期は決まっているうえ、希望が通るとは限りません。また、小さい会社であれば複数の部署がないことも。
限界であり、改善されそうでないのであれば心を病んでしまう前に退職しましょう。
4.慢性的な人手不足
人手不足だと、一人一人の業務量が増えて苦しいです。正直、人手不足なのは100%会社の責任であなたは一切悪くありません。
新しいプロジェクトで人員を確保中など、一時的な状況であれば改善されるでしょう。
しかし、どんどん人が辞めて行ったり人員削減が行われたりした場合は退職を考えるのがおすすめです。
理由は、人手不足が解消されることはないからです。最悪の場合は、さらに人が減ります。
5.会社に将来性がない
会社の属する業界が先細っており、このまま勤めていても将来性を感じられないこともよくあります。
- 売上げがどんどん低下している
- 改善の兆しが見えない
- 昔ながらの営業をしていて現代社会のニーズに合致していない
こうした企業に勤めているなら、今後成長の見込まれる業種や若い人が活躍している企業へ転職するようお勧めします。
6.給与や福利厚生に不満がある
給与や福利厚生に不満があるなら、転職を検討しても良い時期です。
給与形態や福利厚生は、会社によって大きく異なります。同じ仕事をしていても高い給与の会社もあれば低い給与の会社もあるのが現実です。
今の職場の賃金が相場より低い場合、転職すると仕事は楽になったのに給与は上がる可能性も十分にあります。
- そもそも給与水準が低い
- どんなに頑張ってもほとんど昇給しない
- 先輩や上司を見ていても、給与が上がっていない
- 努力が報われない人事評価
- 産休・育休制度が充実していない
こういった状況であれば、転職を検討しましょう。
7.今の職場ではやりたいことができない
明確にやりたいことがあるのに今の職場では実現できないなら、転職を検討しましょう。
たとえば
- 看護師になりたい
- SEの仕事がしたい
- マーケティングを担当したい
- IT関係の仕事をしたい
など、やりたいことが明確にあるのに違う仕事をするのは苦痛です。
この先、今の企業に勤め続けていつかその仕事に就けるなら、継続する価値があります。
明確な目標があるなら、早期に辞めてやりたいことをするのも1つの選択です。
8.人の入れ替わりが激しい
人の入れ替わりが激しい会社も要注意です。
新人が入ってきても定着せず辞めてしまい、また別の人が入ってきては辞めてしまう、という繰り返しになっているパターンです。
このように人が定着しないときには、たいてい職場に問題があります。
- 雰囲気が悪い
- 給与が低すぎる
- 業務内容がきつい
- セクハラやパワハラをする人がいる
など何らかの問題があるから、すぐに辞めてしまうと考えられます。
しょっちゅう人が入れ替わって自分に負担が及びがちな状態になっているなら、早期に退職するようお勧めします。
9.労働環境が劣悪
労働環境が劣悪だと感じているのであれば、周りに迷惑をかけてしまうなど心配せずに退職しましょう。
今の職場で長時間労働をさせられ心身共に疲れていると、感じているうちに逃げないと体を壊してしまいます。長時間労働が続くと、人はうつ病や心疾患や脳疾患にかかりやすくなります。
労働基準法は、長時間労働に上限をもうけて労働者を守ろうとしています。ただ、会社によってはきちんと法律を守りません。
10.労働基準法に従っていない
会社が従業員を雇用するときには、労働基準法やその他の労働関係法令に従わねばなりません。
- 就業規則の策定、労基署への提出(常時雇用する従業員が10人以上の事業所)
- 36協定の締結
- 長時間労働の制限
- 最低賃金法の遵守
- 有給や休憩を適切に取得させる
- パワハラ対策、セクハラ対策
- きちんと給料や残業代を支給する
- ストレスチェックを行い、適切に対応する
労働基準法を守らないと、企業や経営者、上司に罰則も適用される可能性もあります。
法律を守らないような企業に未来はありません。早々に辞めて別の会社に移るのが良いでしょう。
11.自殺者が出ている
実際に、職場で自殺者が出るケースも残念ですがあります。そんな会社からは今すぐ逃げてください。
ただ会社からは、社員の自殺を隠されるかも知れませんし、原因をあいまいにされることも多々あります。
- いきなり来なくなった社員がいる
- 「自殺したらしい」と噂が流れてきて、真実らしい根拠もある
- 会社が隠そうとしている態度が見え隠れしている
少しでも危険だと感じたら、退職しましょう。次の仕事は必ず決まります。
退職をもう少し様子をみても良いケース3選
会社を辞めたいと思っていても、原因によってもう少し様子を見た方が良い場合もあります。
こちらでは、3つのケースを紹介します。
- 入社または異動したばかり
- 問題のある人が1人だけ
- 新しい企画が始まったばかりで人で不足
1つずつ説明します。
1.入社または異動したばかり
特に新人の場合、与えられた仕事をうまくこなせずストレスを感じるケースが多々あります。「この仕事は自分に合っていないのでは?」と感じると辞めたいと考えてしまう方もいるでしょう。
入社したばかりまたは異動したばかりで、仕事を完璧にこなせる人はいません。今すぐにできなくても、もう少し続けていれば高いスキルを身に付けられる可能性があります。
今の仕事をうまくできないというだけであれば、もう少し頑張ってみても良いでしょう。
2.問題のある人が1人だけ
嫌いな同僚や上司がいて辞めたい場合、相手が複数かどうかも重要です。
社内全体の雰囲気が悪く、多くの人がパワハラやセクハラを当然のように行っていたり、集団からいじめを受けたり仲間はずれにされたりしているなら、辞めた方が良いでしょう。
一方で、問題のある人は1人だけで、その人さえいなくなれば解決できるなら、今すぐ辞めなくても良いかもしれません。社内や社外の労働相談を利用して、問題のある人を排除できれば過ごしやすい環境となる可能性があるためです。
またどのような環境でも、1人くらいは気に入らない人がいるものです。
会社側の対応にもよりますが、特定の1人とウマが合わないというだけなら、もう少し我慢して様子を見ても良いでしょう。
なお相手が1人であっても酷いセクハラやパワハラ被害を受けて心身に不調をきたしているなら、早めに辞めるようお勧めします。
3.新しい企画が始まったばかりで人手不足
新しい企画が始まったばかりは、人手不足になりやすいです。手探り状態で、企画を進めていくので普段より業務量も多くなってしまいがち。
その場合は、十分な人員が確保されるまでは大変です。会社が人員を補充してくれるようなら、少し我慢しましょう。どうしても、人手不足がつらいのであれば上司に相談してみてくださいね。
辞めるべき職場だけど不安な人がやった方が良いこと5選
辞めるべき職場だけど、お金や転職先が見つかるかなどいろいろと不安です。もんもんと考えて、なかんか退職を言い出せない人も多いでしょう。
こちらでは、辞めるべき職場だけど不安な人がやった方が良いことを5つ紹介します。
- 転職エージェントに登録する
- 今の会社を続けるメリット・デメリットを書き出す
- 失業保険をもらえるか確認
- 節約できる部分がないか調整する
- 覚悟が決まったら直属の上へ報告する
1つずつ説明します。
1.転職エージェントに登録する
転職できなくて不安かもと退職に踏み出せない人は、転職エージェントに登録しましょう。やりたい仕事などを相談することで、あなたにあった会社をエージェントがピックアップしてくれます。
会社によっては、面接などのフォローもしてくれるので安心です。
また、売り手市場でまだまだあるのであなたが思っている以上に転職先があることにも気づけます。
2.今の会社を続けるメリット・デメリットを書き出す
本当に辞めるべきか迷っている時は、今の会社を続けるメリット・デメリットを書き出すのがおすすめです。
頭で考えるより、書き出した方がより明確にどうするべきか分かるからです。デメリットが多い場合は、退職を考えましょう。
3.失業保険をもらえるか確認
失業保険をもらえるか、確認しましょう。退職をすると、転職先が見つかるまで無収入になってしまいます。十分な貯金がある人は良いですが、どんどんお金がなくなっていくと不安ですよね。
その結果、焦って転職をして失敗をすることも。
そうならないためにも、失業保険をもらえるかしっかりと確認しましょう。失業保険をもらうためには、
- 離職前の2年間に12ヶ月以上雇用保険に加入している
- 労働する意思と能力がある
- ハローワークへ求職の申し込みをしている
などの条件をクリアしている必要があります。
しかし、会社都合退職をした場合は条件が緩和されます。
4.節約できる部分がないか調整する
節約できる部分がないか調整しましょう。失業保険がもらえるとしても、期間が決まっています。そのため、じっくりと転職活動をしたいと考えている人は削れる部分がないか確認しましょう。
たとえば、
- 格安SIMに変える
- 外食を減らす
- 必要のないサブスクリプションを解約する
- 可能であれば実家に引っ越す
など、できることを考えてみましょう。
5.覚悟が決まったら直属の上司へ報告する
覚悟が決まったら、直属の上司へ退職することを伝えましょう。
もちろん、バックレはNGです。バックれると最悪の場合は懲戒解雇、つまりクビになるので転職がしにくくなってしまいます。
退職を伝えるのが怖い気持ちも分かりますが、ここを乗り越えたら一気にラクになります。
退職を伝えるときのポイントは、相談ではなく確定事項として伝えることです。
辞めるべき職場は存在する!自分を責めないで
辞めるべき職場は存在します。自分がもっと頑張らないと、思わないでください。あなたは十分に頑張りました。
とはいえ、退職後すぐに転職先が決まっていないならお金のことが心配ですよね。
失業保険を受給することで、心に余裕を持って就職活動が行えます。失業保険について、1人で申請できるのか心配な人におすすめなのが社会保険給付金サポートです。
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