マイナ保険証の普及により、「自分がどの健康保険に加入しているかわからない」というご相談が急増しています。
結論として、健康保険組合は5つの方法で必ず確認できます。
保険組合が不明なままでは、傷病手当金の申請や退職後の手続きが進まず、トラブルにつながることもあります。
本記事で早めにチェックしておきましょう。
目次
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自分の健康保険組合を確認する5つの方法
保険者名が分からない場合は、まず以下の5つを順番に確認してみてください。
1. マイナポータルで確認(最も手軽で早い)
マイナ保険証を使っている人なら、マイナポータルから保険者名や資格取得日をすぐに確認できます。
スマホひとつで完結するため、最速で確実な確認方法です。
実際のマイナポータル画面は、以下のように「健康保険証」の項目から確認できます。
画像のように、マイナポータルには「健康保険証」というボタンがあり、
ここをタップすると、あなたが加入している 保険者名・資格取得日・被保険者番号 を確認できます。
確認手順
- マイナポータルへログイン
- メニューの 「健康・医療」 を選択
- 「保険証情報」 から以下を確認
- 保険者名
- 資格取得年月日
- 被保険者番号
2. 入社時にもらう「健康保険資格取得等通知書」または“資格確認書”を確認する
入社時には、会社から 「健康保険資格取得等通知書」 が
健康保険証と併せて交付されるのが一般的です。
この通知書には、
- 保険者名
- 保険者番号
- 被保険者番号
など、加入している健康保険の詳細がすべて記載されています。
2024年以降は、現行の保険証廃止に向けて、
従来のカード型保険証の再発行ではなく「資格確認書(紙)」が発行されるケースが増えています。
資格確認書の例は、以下の画像のような書式です。

資格確認書にも 保険者名が記載されるため、自分の保険組合を確認することが可能 です。
参照:協会けんぽ「資格情報のお知らせ及び加入者情報(マイナンバー下4桁)の送付等について」
3. 会社の総務・人事に確認する
迷ったら、会社に直接聞くのが最も確実です。
- 正社員、アルバイトなど → 会社の総務・人事
- 派遣社員 → 派遣元
保険組合を確認するのは総務の通常業務ですので、遠慮なく聞いて大丈夫です。
4. 病院の受付で確認する
病院では、受診時にあなたの保険情報をもとにカルテを作成し、
そのデータを使ってレセプト(診療報酬請求)を行います。
そのため、受付に聞けば保険者名をその場で教えてもらえることがほとんどです。
「私の加入している健康保険の保険者名を教えてもらえますか?」
と聞くだけで確認できます。
5. 従来の“カード型”健康保険証が手元に残っている場合だけ確認できる
マイナ保険証へ移行する前は、プラスチック製のカード型保険証が一般的でした。
もし手元に残っている場合は、表面の保険者名を見るだけで自分が加入している健康保険を確認できます。
- 協会けんぽの場合:「全国健康保険協会 ○○支部」
- 健康保険組合の場合:「○○健康保険組合」
2023年に現行の健康保険証の廃止が決定され、2024年以降はカード型保険証の新規発行や再発行はほとんど行われていません。
代わりに、必要な人には「資格確認書(紙)」が発行される運用に移行しています。
保険組合がわからないと傷病手当金の申請ができない
健康保険の種類(協会けんぽ・健康保険組合)が分からないままだと、
傷病手当金の申請そのものができません。
というのも、傷病手当金の申請では、
加入している保険組合ごとの専用申請書を使用する必要があるためです。
保険組合が異なれば、
- 申請書のフォーマット
- 必要な記入欄
- 提出先
- 添付書類
これらがすべて違います。
そのため、どの保険組合に加入しているか特定できなければ、
申請書を準備できず、手続きに進むことができません。
傷病手当金の申請方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
協会けんぽと健康保険組合の違いをわかりやすく整理
保険証や資格情報を見れば、「協会けんぽ」か「健康保険組合」かはすぐ分かりますが、
両者の仕組みや特徴の違いを知っておくことは非常に重要です。
なぜなら、加入している保険によって、
- 利用できるサービス
- 医療費の自己負担額
- 付加給付の有無
- 受けられる福利厚生
などが異なるからです。
協会けんぽの特徴(もっとも加入者が多い公的医療保険)
協会けんぽ(全国健康保険協会)は、全国の中小企業で働く方が最も加入している公的医療保険です。
- 国が運営する標準的な医療保険
- 都道府県ごとに保険料率が異なる
- 給付内容は全国一律の基本的な内容
中小企業の従業員が加入することが多く、日本の医療保険の“標準形”といえる制度です。
健康保険組合の特徴(大企業・グループ会社に多い)
健康保険組合(組合健保)は、企業やグループ会社が自ら設立して運営する医療保険です。
健康保険組合連合会(健保連)によれば、設立には「概ね700人以上の従業員規模」が必要とされるため、主に大企業で導入されています。
協会けんぽと比べると、企業の負担や努力によって制度が充実していることが多く、
- 高額療養費の自己負担がさらに軽くなる「付加給付」
- 人間ドック・健康診断の補助
- 保養所・専用病院の割安利用
- 福利厚生全般が手厚い傾向
といったメリットがあります。
協会けんぽは国が提供する標準的な仕組み、
健康保険組合は企業規模を活かした制度——という違いがあります。
どちらでも 傷病手当金などの基本給付は共通 ですが、
付加給付や福利厚生で差がつく のが大きなポイントです。
よくある質問(FAQ)
Q1. マイナ保険証で自分の保険組合は確認できますか?
A:はい、ほとんどの方は問題なく確認できます。
マイナポータルにログインすれば、「保険者名」「資格取得日」などの基本情報がそのまま表示されます。
特別な手続きも不要で、スマホからすぐ確認できます。
Q2. 会社に保険組合を聞くのは気まずいのですが?
A:気にする必要はまったくありません。
総務・人事が日常的に扱っている情報なので、「保険組合を教えてください」と伝えるだけで普通に対応してもらえます。
傷病手当金や退職手続きで必要になることも多いため、早めに確認しておくほうが確実です。
Q3. 協会けんぽは不利という話を聞きました。本当ですか?
A:不利ではありません。
協会けんぽは全国共通の標準的な健康保険で、傷病手当金などの主要な給付内容は組合健保と同じです。
一部の健康保険組合には企業独自の“付加給付”があるため「手厚い組合も存在する」というだけで、協会けんぽが劣るという意味ではありません。
スムーズな手続きのために今すぐやるべきこと
健康保険組合が分からないままだと、傷病手当金や退職後の手続きで無駄な時間がかかってしまいます。
まずは、次の3つだけ確実に押さえておきましょう。
- マイナポータルで保険組合を確認する
スマホでログインすれば、保険者名や資格取得日がすぐに分かります。 - 通知書がない場合は会社に再発行を依頼する
資格確認書(紙)や入社時の通知書が見当たらない場合は、総務・人事に伝えれば再発行してもらえます。 - 傷病手当金・退職が近い人は早めに確認しておく
申請書式や提出先は保険組合ごとに違うため、早めに把握しておくと手続きがスムーズです。
保険組合の確認ができたら、次は退職後の手続き全体を把握しておくのがおすすめです。
まとめ|保険の加入先を正しく把握するために
健康保険組合がわからないままだと、
傷病手当金の申請や退職後の保険切り替えでつまずきやすくなります。
マイナポータル・資格確認書・会社の総務などを使えば、ほとんどの方はすぐに確認できます。
退職や傷病手当金の予定がある方ほど、早めに把握しておくことが大切です。
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